2011年12月24日

【第2区】「28分台ランナー」で通ぶる【あと9日】

今日は第2区です。
箱根駅伝になぞらえて、このブログも1~10区の10回更新でやっていきます。

今日のテーマはずばり
「通ぶる」

あまり箱根駅伝や陸上のことに詳しくなくても、簡単に“通っぽく”なれるセリフをご紹介します。
今回も、箱根駅伝大好き野郎にはつまらない内容かもしれませんが、ご容赦ください。


さて、箱根駅伝で面白いポイントの1つに、
「選手の持ちタイムを見れば、その選手の力が大体わかる」
という点があります。

野球やサッカーで考えてみてください。
ゲームの世界なら、走力がAだの、パス精度が90だのわかるかもしれませんが、
実際の世界ではわかりませんよね。

それが、箱根駅伝(というか陸上競技全般)では、簡単に力を推測できる方法があります。

それが、
「持ちタイムを見る」
ということ。

箱根駅伝のエントリー選手は、5000m、10000mの自己ベストタイムが公表されています。
単純に言えば、このタイムの優秀な選手ほど力を持っている選手ということになります。


少し話がずれますが、選手たちがどれくらい速いか知っていますか?

箱根駅伝を走る選手たちは1kmを3分ほどで走ります。
普通に考えて、これは相当速いです。

皆さんも、学校の体育で長距離走をやらされたことがあるでしょう。
自分の1500mのタイムを覚えていますか?
(僕は5分くらいだった気がします笑)

1km3分なので、箱根のランナーたちは1500mを4分30秒で走っている計算です。
100mにすれば、わずか18秒です。

僕ら一般人の全速力に近い、もしくはそれ以上のスピードで、20km以上の距離を走っているということになります。
選手のすごさが何となくわかりましたか?


さて、持ちタイムの話に戻ります。
前述の通り、1km3分で走れる選手がほとんどなので、
5000mにして15分、10000mにして30分のタイムを持っている選手がほとんどです。
5000m14分台、10000m29分台の選手が多いです。

中でも、注目してもらいたい選手は、

10000mのタイムが28分台の選手たちです。

28分台の選手は1チームあたり数人いるかいないかです。
彼らは「エース級」と呼ばれ、エース区間の2区や、スタートの1区、最長区間の5区に起用されることが多いです。

この28分台のランナーに注目すると、通ぶることができます!!

おすすめ通ゼリフ1

「近年は、4区の距離が短くなったことで3区も重要な区間になってきたなあ。ほら、28分台の選手がこんなに起用されているよ」

ほら、通っぽいですよね笑

エース区間と呼ばれる2区には、多くのチームが一番力のある選手を起用します。
なので、必然的に28分台のランナーが多くなります。

2区の他にも1区や5区にも28分台のランナーが多いです。

ですが、近年は3区にも多くなってきました。
この理由は話せば長くなりますが、
簡単に説明すると、
2006年の距離変更で、4区の距離が縮まり、5区の距離が伸びたことで、
3区の重要性が増した、という感じです。


おすすめ通ゼリフ2

「駒澤は強いなあ。復路にも28分台の選手がたくさんいる」

これはかなり手頃に使える通っぽいセリフです笑

前述の通り、28分台の選手は1、2、3、5区に使われることが多いです。
往路で良い流れを作らないと勝負にならない、
または往路で出遅れると復路で取り返すのは難しい、と考えられているからです。
なので、必然的に復路には28分台のランナーは少なくなります。

ですが、選手層の厚いチームだと、復路まで28分台のランナーを起用することができ、非常に強いです。

特に、駒澤大学は指揮を執る大八木監督が復路を重視する監督なので、
今回も復路に28分台の強いランナーが多く並ぶことが予想されます。

(大八木監督は、往路はなんとか上位で逆転できる位置につけ、復路で強い選手を使って一気に逆転をする、という作戦で駒澤大学を強豪校に押し上げた名将です。)


おすすめ通ゼリフ3

「青学の出岐は強いなあ。29分台の選手なのに、ロードには滅法強い」

これは、応用編の通っぽいセリフです笑

5000m、10000mの持ちタイムは、あくまでも400mトラックの周回レースで計測されたタイムです。
一方で、箱根駅伝は平坦で単調な「トラック」とは違い、アップダウンや複雑なカーブなどもある「ロード」です。

「トラック」のタイムでいくら良いタイムを持っていても、「ロード」ではなかなか良い走りができない選手もいます。

特に、箱根駅伝は20km以上の距離を走るので、
10000mのタイムがいかに速かろうと、通用しないケースがあります。

ですが、また逆もしかりです。
「トラック」のタイムはそんなに良くなくても、「ロード」では強い選手。

青山学院大学の出岐選手は、10000mの自己ベストが29.02.10です。
28分台のランナーではありません。

ただ、「ロード」には滅法強いです。
前回の箱根駅伝では、各校のエースが集う2区で区間4位の好走を見せました。
また、先日の全日本大学駅伝では、これまたエース区間の2区で区間賞を獲得する素晴らしい走りでした。
(区間賞とは、その区間1位のタイムで走った選手に与えられる賞のこと。これは知ってますよね笑)

どちらの大会でも、出岐選手は自分よりも10000mの持ちタイムが良い選手たちを何人も上回っています。

こういう選手も中にはいます。
青学の出岐選手に注目してみてください。

出岐選手の他にも、28分台ランナーではないのに、箱根駅伝で好走する選手がいたら、

「この選手はロードに強いなー!」と通っぽく言ってみてくださいね。


おすすめ通ゼリフ4

「やっぱ鎧坂ハンパねえええええええええええええ」

だんだん適当になってきました笑

28分台のランナーについて書いてきましたが、
明治大学の鎧坂(ヨロイザカ)選手はそれをも上回る27分台ランナーです。

鎧坂選手の10000mの自己ベストは27.44.30。
これは歴代学生ナンバー1のタイムです!

これまでの歴史の中で学生時代に27分台を記録したランナーはそうそうたるメンバーです。

佐藤悠基(東海大、現日清食品グループ、世界陸上代表など)、
瀬古利彦(早稲田、現解説のうるさいおっさん)、
渡邉康幸(早稲田、現早稲田大学競走部駅伝監督)
竹澤健介(早稲田、現ヱスビー食品、オリンピック代表など)

この4名のみ。
鎧坂選手はこの4名をも上回るタイムを持っているのです。

(歴代の記録などについてはこのサイトを参考)


今年4年生の鎧坂選手。
歴代最強ランナーの最後の箱根に注目してください。

そして、叫びましょう。

「やっぱ鎧坂ハンパねええええええええええええええええええ」
「名前かっこよすぎだろ」


第2区、以上です。

28分台のランナーに注目して、皆さんも通っぽくなりましょう!

明日は「各区間概論」というテーマで書きたいと思います。
(なんか講義みたい)


あと9日。






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