2012年1月2日

【最終区】あけましておめでとう【あと8時間】

「僕の1年は必ず箱根から始まる。」

この書き出しで日記を書き始めてから、もう何年になるだろう。
みんな、付き合ってくれてありがとう。
今年もよろしくお願いします。

考えてみたら、物心ついたときには、もう箱根駅伝に夢中だった。
うちの家族は毎年正月に必ず箱根に来る。
正月だけじゃない。春も来たし、夏も来た。

僕の家は箱根にある。
そう言っても過言じゃない。

箱根の家に置いてある日記の一番古いところを辿ると、
「謙がハイハイしてるそばで、鈴木大地が金メダル…」なんて書いてある。
1988年のことだ。

時を同じくして、箱根駅伝のテレビ生中継が始まった。
僕らは毎年正月を箱根で過ごすようになった。
ランナーたちが家の近くを通るギリギリまでテレビで観戦し、家の近くに来たら沿道に行って応援する。
この家は箱根駅伝を観戦するには絶好の立地だ。

そんな環境で育った僕は、当然のように箱根駅伝が大好きになった。

今の僕が、スポーツ漬けな毎日を過ごしているのは、間違いなく箱根駅伝がルーツにある。

スワローズを応援しているのも。
フットバッグをやっているのも。
早稲田でスポーツを勉強してるのも。

全ては、箱根があったから。
今の僕は、箱根駅伝のおかげで生きている。


箱根駅伝は、よく人生に喩えられる。
誰かから引き継いだ「思い」を背負って、ひたすらに走る。
ふと、あれ自分はなんで走っているんだっけ、そんなことを考える。
上り坂や曲がりくねった道、強い追い風が行く手を阻む。
走るのなんてやめた方が楽じゃないか、なんて思ったりもする。

でも、それでも、自分を信じて全力で走った人にだけ、自分の背負っている「思い」が何だったのかに気がつくことができる。
そして、その「思い」には、たくさんの自分を支えてくれている人たちの「思い」が乗っていることも。

その「思い」をまた誰かに受け継いでいくということも—


駅伝では、「襷(たすき)」にチーム全員の「思い」を乗せて、それをゴールまで引き継いでいきます。

明日、あさって。
選手たちのその全力な姿から何かを感じ取ってもらえたら、
僕がこのブログ「TASUKI」をやった意味が少しでもあったのかな、と思います。



ちょうど、日付が変わった。
今年もまたこの日がやってきた。


改めまして、皆様あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。


第88回東京箱根間往復大学駅伝競走出走まで、あと8時間。




(みんな、箱根の家に遊びに来てね。)

(うちから見た芦ノ湖と夕焼け)